砂栽培とは、培地を土の代わりに砂(川・海・山の)とし、液肥(窒素・リン酸・カリウム)を注いで野菜を育てる農法です。耕地の代わりに「テーブル式農床システム」(砂を培地としたベッド)を設置し、潅水装置を使って自動的に栄養分を供給します。土地を耕す労力が要らず人手は植え付け(種蒔きか苗の植え付け)と収穫だけになります。日当たりのよい土地であれば、平地でなくとも野菜を栽培できるのです。
培地を土としない農法は約40年前に九州大学と鳥取大学が研究課題としていました。その後、研究・開発が重ねられ、20余年前には住友電工が潅水装置を製作して農場ビジネスが始まりました。砂栽培では農床の構造・砂の選定・液肥の混合と希釈度・苗の育成など重要なノウハウがありますが、現在では内閣府NPO全国砂栽培推進協会の指導とJA営農研究会の栽培実験データを得て、グリーンファーム本部がモデル・ファームでの事業を軌道に乗せています。
またこの栽培プラントは東レ建設株式会社と株式会社茂広組が共同特許を取得しています。
当社は東レ建設株式会社の高床式砂栽培システム「トレファーム」®を使用し、株式会社グリーンファーム(本部)、日本砂栽培協会から栽培に関するノウハウの提供を受けています。
潅水装置 制御システム
育苗(種蒔きから苗まで) 定植(苗の植え付け)