働く

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シェアリング農業参加のサポーターさん 収穫をする老人福祉施設の方たち つるまい風の丘分校の授業風景

 

まだまだ寒いですがもう3月、春はそこまで来ている筈です。今年度は「働く」を考えるいろいろな実証事業や現場見学に参加させていただきました。

先ず「隙間時間に農園で働く」シェアリング農業の試みのコンソーシアムに当社も参加しました。総務省の実証事業で、スマホを使い働きたい人と農園をマッチングさせるというものでした。主に東京や木更津などでハードなデスクワークをされている方々が来てくださり、半日~1日農園で汗を流されました。野菜のお土産だけのタダ働きなのですが、100%近い方が楽しかったと言ってくださいました。野菜を収穫したり、砂を掘ったり混ぜたりという単純な手作業が、ストレスの多い職場の方には癒しになるのでしょうか。

11月からは藤沢市の老人福祉施設の入所者の方たちに農業指導のお手伝いをさせていただきました。平均年齢88歳の高齢者の皆様が種まき、定植、収穫、袋詰め、対面での販売まで行いました。最初お目にかかった時は正直大丈夫かなと心配しましたが、皆さま仕事の遂行能力が極めて高く、「仕事でイキイキ健康寿命延伸事業」という経産省の実証事業のタイトルそのものを実証している感じがしました。イオンで対面販売を実施、40パックの野菜を2時間で売り切りました。90歳近くなっても何か役に立ちたいという意欲は十分感じ取ることができました。

もう一つ感動したのが、特別支援学校の生徒さんたちでした。法人会の研修でつるまい風の丘分校の授業風景を見学させていただきました。園芸技術科と流通サービス科16人づつのクラスできめ細かい職業訓練教育が行われていました。高校生としても極めて礼儀正しい純朴誠実な生徒たちで先生方の教育も素晴らしく感動しました。

実証プロジェクトは間もなく終了します。あの生徒さんたちも4月から社会に巣立っていくことでしょう。
ウチの農園も力を付けて今期経験したことを是非実現したいと思いました。
毎日の整理整頓、報・連・相などは風の丘分校の生徒さんに改めて教わった気持ちです。