半世紀続く隠れアンティークカフェ ミルクホール
昨年10月からたくさんのフリルレタスを注文してくださっている鎌倉の老舗アンティークカフェ「ミルクホール」、実は２０代の頃、私のとっておきのデートコースでした。
そんな大好きなお店から注文が入った時はとても光栄に感じました。なかなかお店に伺う事が出来なかったのですが、先日ついに３０年ぶりに訪れました。平日の午後でしたが、小町通りは人であふれていて、鎌倉の変わりように驚きました。裏通りの小道を入っていくと懐かしい看板があり、昔通りのミルクホールがありました。オーナーやスタッフの皆様から温かく迎えていただきました。「このフリルレタスに出会えて幸運でした。お料理全体が締まりました」と農家冥利に尽きるお言葉を頂きました。どのお料理にも付け合わせに使っていただいているそうです。今回はオードブルの盛り合わせを注文しました。自家製パン、鶏のスモークハム、鰆のスモーク、自家製ピクルス、そしてご自慢の自家製ドレッシングを掛けたフリルレタスです。ケッパーとマッシュルームがアクセントになってパリパリのフリルレタスを引き立ててくれています。スタッフの皆様の控えめでいながら体から伝わってくる温かいサービスは昔の鎌倉がまだ息づいていると感じました。オーナーの鎌倉人としての矜持とこだわり、そして本物のおもてなしの心がスタッフの皆様に伝わり快適な空間を作り上げていると思いました。